社員旅行に家族が参加する際の注意点は?
もし、あなたの会社で社員旅行が行われ、社員旅行に家族参加が許可されていたら、社員は家族を連れて参加しますか。家族も参加可能な社員旅行には、どんなメリット・デメリットが有るのか、調べてみました。
会社側のデメリット
会社側のデメリットは、費用負担が増えることと、旅行の手間が増えることです。
社員旅行の幹事は、社員だけの旅行よりも気を遣うことが多くなります。大人数の予約や突然のキャンセル、人数把握や移動も大変です。
旅行の日程や緊急時の連絡先、旅行先の医療機関の把握など細かく把握していれば、幹事に余裕ができ、緊急事態に冷静に対応できるでしょう。旅行会社に一任するのも、費用は掛かりますがいい案です。
会社側のメリット
家族を大切に「社員はもとよりその家族も大切にしています。」というメッセージを伝えることができます。また、家族ぐるみで親睦を深めることにより、社員同士の信頼感が深まります。
家族ぐるみの付き合いにより、社内で良い人間関係が築ければ、離職率が低くなり、仕事に対するモチベーションが上がります。
社員側のデメリット
気を使って楽しめない気ばかり使って楽しめないことです。社員は、家族にも周りの人にも気を使います。周りの人も家族に気を使い、お互いに疲れてしまいます。
知らない者同士でいきなり団体旅行は、気疲れします。社員同士が家族ぐるみで付き合いたい雰囲気が有るかどうかがポイントです。同じ年ごろの子どもがいるとか、気の合う人がいるとかが有れば参加し易いでしょう。
夜の宴会は、女子社員が気を遣うところですが、参加自由で有れば、負担を掛けることもなく家族も自由に過ごせます。また、宴会をしないという選択肢も有ります。今までの社員旅行の常識を変えていくことも必要です。
小さい子どもがいる場合など、泣いたり急に発熱したりして、周りの人に迷惑を掛けるのではないかと、躊躇してしまいます。大人の行程に子どもを合わせると、余裕がなくなりトラブルが起きがちです。バスや電車の長時間の移動を少なくしたり、行程に余裕を持たせたり、滞在型にしたりすれば良いと思います。
社員側のメリット
家族ぐるみの付き合いで親睦を深められる仕事仲間の家族のことが分かると親近感が増します。いつもあまり話さない人でも、家族を知ると共通の話題ができたり、別の一面が見えたりして、社員同士の親睦を深めることができます。
家族の仕事に対する理解が深まる参加した家族は、本人が会社でどのような仕事をしているかの理解が深まります。頑張って仕事をして、周りから正当に評価されている姿を見せられます。
少ない費用で家族旅行少ない費用で家族旅行ができます。税務の関係で家族は実費を支払う会社がほとんどですが、それでも自分たちで行くよりはかなり安く行くことができます。
個人ではいけないところに行ける海外や、国内でもなかなか行けない屋久島や魅力的な沖縄、北海道などに行くことができるかもしれません。
家族同伴の社員旅行を成功させるには
家族で参加し易い旅行形態家族参加の社員旅行を成功させるには、社員旅行に家族同伴で参加することで、どんなメリットが有るのかよく考えられていて、「家族で参加してください。」と言うだけではなく、家族で参加し易い旅行形態を企画に反映させていることが重要です。
参加要項に記載参加要項に家族が参加するときの家族の範囲、人数、費用、日程、場所などが、はっきり記載して有ると参加し易いでしょう。
家族で楽しめる場所家族同伴をメインに置くなら、おのずと旅行は家族で楽しめる場所やイベントが可能な場所が選択されます。例えば、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどで、ホテルだけ指定で園内はフリー行動になる社員旅行、海外で、自由行動を多くした社員旅行などです。
家族ぐるみのイベント常日頃から、家族ぐるみのイベントをすることも視野に入れておいた方が良いでしょう。例えば、家族で楽しめるお祭りやBBQ、運動会などです。人間関係は、一朝一夕ではできません。顔なじみがいるだけで、旅行に参加したいと思うはずです。
上手に家族同伴の旅行を企画、実行している会社は、社内の人間関係、経営陣と社員の関係が良くなります。参加したくなるような家族同伴の社員旅行を企画して、社員同士の親睦を深めてみませんか。
(画像は写真ACより)