不満噴出!社員受けが悪い社員旅行は?
社員旅行に行きたくない!
社員旅行は会社が旅費を負担して、無料や半額負担などで行けることが多いですね。そのため、会社側は仕事を頑張っていることへの、ご褒美のように思いがちですが、社員側は社員旅行への不満が爆発していることも、少なくありません。
社員旅行に行きたいと考えている人は、なんと1割にすぎず、ほとんどの社員が行きたくないと考えている、というアンケート結果すらあります。
いったい社員は、どんな社員旅行に行きたくないと思い、不満を抱くのでしょうか?実際に不満が多い社員旅行の例を、ご紹介いたします。
強制参加に対する拒否反応
会社としては、社員旅行を社員同士の親睦を深める良い機会、と捉えていることが多いものです。そのため、任意の参加ではなく、ほぼ強制参加のように断れないことも珍しくありません。
社員としては、なぜ行きたくないのに行かなければならないのかと、強制参加に近い状態を不満に思います。また、強制参加ではなくても、断ると会社での居心地が悪くなりかねないと考えて、参加せざるをえないようです。
本当に行きたい人だけが行く、という形式になれば、不満は解消されるでしょう。しかし、上司に「一緒に行かないか?」と言われれば、行きたくなくてもなかなか断れないため、難しい問題といえます。
多くの社員が、こんな社員旅行ならぜひ行きたい、と思える旅行にすることが、一番の解決策です。
旅行先が選べないのに、費用負担が必要
社員旅行の費用負担は、全額会社負担や一部会社負担など、会社によりいろいろです。半額でも社員の旅費負担があると、それほど行きたくないのにお金も払わなければならないため、費用負担を重荷に感じるのです。
そのため、現状の社員旅行の予算が足りない場合には、旅行内容を見直して、予算内で行ける旅行にしてみては、いかがでしょうか。
旅行日数を短縮する、近距離にする、毎年ではなく隔年にするなどの工夫で、会社の予算内での旅に変更することができます。
宴会がある
社員旅行で、特に社員の不満が多いのが、宴会です。宴会では宴会芸を披露することや、女子社員はお酌をして回ることなどが、慣習になっている会社もあります。
宴会芸やお酌をすることに、心理的な抵抗感がある人は多く、負担に感じてしまうのです。旅行自体を楽しめなくなることもあります。宴会ではなく食事会だけであれば、不満が出ることはあまりありません。
旅行先や日程が一方的に決められる
社員旅行の行き先や日程が、役員や幹事の一存で決まってしまうことは、珍しくありません。
しかし、子供の学校行事と重なり、家族から不満が出ることもあります。また、介護などプライベートな都合により、長期に家を不在にできない人もいます。
短期日程しか参加できない人や海外旅行に行きたい人、など社員の都合、要望はさまざまです。幹事が一方的に決めるのではなく、アンケートをとり、ある程度社員の要望を取り入れると、不満が出にくくなります。
とはいえ、会社は若い世代から年配まで在籍しているため、どの社員にも楽しめるような旅にするのは、なかなか難しいものです。一度にさまざまな要望は叶えられませんが、海外と日帰りを隔年で変えるなどの、工夫も必要です。
自由時間を増やして、いくつかのオプショナルツアーを用意して好きなものに参加できるようにするなどして、自由度を増やすのもおすすめです。
みんなが行きたいと思える社員旅行にしよう
ずっとこのような社員旅行だったから、という理由で内容を見直すことなく、惰性で企画していないでしょうか。社員旅行は内容や日程を見直すと、会社にも社員にも有意義な旅に、変えることができます。
貴重なお金や時間を使う社員旅行です。できるだけ、多くの社員が楽しい、参加したいと思える社員旅行になるように、よく検討してみて下さい。
(画像は無料写真 写真ACより)