バスの座席やホテルの部屋割り、上司はどこに割り振ればいいの?
バスの座席の決め方 上座ってどこ?
あまり利用することがないため知らない人も多いのがバスの上座の位置です。
車であれば後部座席の運転手側が上座ですが、バスの上座といえば、どこかご存知ですか。
バスの上座は運転席側の前部です。その中でももっとも上席となるのが窓側です。そして、もし運転席側が3列シートの場合は、真ん中は下座となります。ですから上司の座席はこの上座から順に割り振っていきましょう。
同じ役職の上司が複数いる場合には年功序列や50音順などで席を割り振っていくと良いでしょう。ただし、上司が希望の席があるのであればそれを優先します。
上司以外の社員の席は部署ごとでまとめるなど、ルールを決めて割り振ると公平に席の割り振りができます。
他部署との親睦を目的に、くじ引きでランダムに席を割り振るのもおすすめです。普段接する機会のない社員同士のコミュニケーションの場としてバスの移動時間を有効利用できますし、バスレクなどを企画していれば話す機会も増えより親睦も深まります。
どのように決めるにせよ、社員に不公平感を抱かせないよう、何かしらのルールに基づいた席決めをするよう心がけてください。乗り物酔いをしやすい人は前の方の席にしてあげるなどの配慮もあるとより親切です。ちなみに、幹事は運転席と反対側の前部に座ります。
ホテルの部屋割りは?
基本的には、上層階でエレベーターから離れている部屋ほど良い部屋といわれています。
たいていのホテルでは上層階の方が広さや間取り、設備等のグレードが高い部屋になっているので、上司の部屋はそういったところから選ぶようにしましょう。通常、ランクの高い部屋ほど料金が高いので、迷ったら料金順に割り振っていくとスムーズに割り振りができます。
また、シングルルームとツインルームなど、複数のタイプの部屋を予約している場合には、シングルルームの方がランクの高い部屋となりますので、上司はそちらの部屋を割り当ててください。
ただし、ホテルの作りなどによっては、どこがランクの高い部屋なのか分かりにくい場合があります。どの部屋を上司に割り振ればいいか迷ったら、予約の際にホテル側に確認をして割り振りましょう。
その他の社員の部屋割りは、社員同士の相性を考慮に入れて決めてください。バスと違って個室になるので、くじ引きなどでランダムに部屋割りをするのは避け、くつろげる相手と同室になるよう気を配りましょう。
同じ部署の人、同期など、ある程度「知った仲」の人同士で割り振ると比較的平等に部屋割りができます。誰と誰が仲が良いかのリサーチをしておくと部屋割りもスムーズに行えます。
部屋数や人数の関係でエキストラベッドなどを使用しなければならない時には若手社員や幹事がそれを利用すると不満が上がりにくくなります。幹事はできるだけランクの低い部屋をとるようにするようにしましょう。
その他の注意点としては、禁煙喫煙があります。タバコを吸う人は喫煙可能な部屋をあてがう、喫煙者と非喫煙者を同室にしないなどの配慮も必要です。
座席や部屋割りは一人で決めず相談を!
座席や部屋の割り振りは、基本的には幹事が自由に決めて良いものです。ですが、社員が見た時に公平性がなければいけませんし、社員同士の相性や関係性を考慮しなければいけません。
ですから社員旅行では慎重に決めましょう。一人で決めてしまわず、上司や先輩などに目を通してもらい、問題ないかを確認しておきましょう。どういったルールに基づいてこの割り振りにしたかを説明し、納得してもらってから社員に告知すれば、不平不満が出た時にもきちんと理由づけできるので安心です。
(画像は写真ACより)