楽しむだけが社員旅行じゃない!社員旅行を通じて得られることとは?
社員旅行は、社会人としてのスキルを高める貴重な機会
社員旅行は、会社で行われる特別なイベントであることから、楽しい時間を過ごすことができます。しかし、社員旅行は、単に楽しむだけでなく、社会人としての知識やスキルなどを高めることができる貴重な機会でもあります。
特に、幹事を任されると、社員旅行を円滑に進めようとするために、あらゆる知恵を絞らなければなりません。社員旅行を通じて学べることについて、詳しくみていくことにしましょう。
業務を遂行しようとする意識が身につく
社員旅行において幹事を任されると、その荷の重さからプレッシャーに感じるかもしれませんが、見方を変えれば、普段の業務に役立つさまざまなことを学ぶ良い機会となります。
幹事を任されることで得られることとしては「業務を最後まで遂行しようとする意識」が身につきやすいことがあります。
初めて社員旅行の幹事を任されると、行き先の選定、宿泊先やバス会社の手配、参加人数の確認、参加費の管理、社員旅行当日の運営など、その業務の多さに思わず途方に暮れてしまうかもしれませんね。
しかし、社員旅行の実施が決まり、幹事が決まったからには、参加者が楽しめる社員旅行となるように、責任を持って物事を進めなければなりません。
「社員旅行を無事に成功させよう」という気持ちが持てれば「どのようにすれば円滑に作業を進められるだろうか」ということにも、考えが回るようになることでしょう。
例えば、自分一人で作業を抱え込むのではなく、複数の人たちと協力しながら作業を進めると、より円滑に作業が進みやすくなります。これによって、作業を割り振る能力も身につきやすくなることが期待できます。
金銭管理に意識が向くようになる
また、幹事を行うことで、「金銭管理」についても自然と意識が向くようになることでしょう。
幹事の仕事としては、参加費の集金や管理、旅行終了後の経費計算などがあります。特に、金銭の管理は責任が問われる業務です。参加者から確実に参加費を受け取り、確実に管理して、確実に支払いを行わなければなりません。
そして、旅行の終了後には経費の計算を行いますが、参加者から預かった金額、旅行先で支払った金額を計算した上で、旅行終了後に残った金額、または不足した金額を確認する必要があります。
経費を精算した場合、金額が合うことが基本となりますが、時には、何らかの間違いが発生してしまうこともあり得ます。そのような間違いのないよう、確実に管理することが重要です。
また、金銭管理については、幹事が全て請け負わずに、金銭管理の担当者を決めて、担当者に業務をお願いする方法もあります。業務の割り振りをするかどうかは幹事の判断となるので、作業を割り振りする経験をするのも良いでしょう。
幹事として、問題を未然に防ぐことも大切
そのほか、幹事としては、発生しうる問題を未然に防ぐことが求められます。問題は、社員旅行の最中に発生するだけではなく、社員旅行を計画している段階でも発生することがあります。
例えば、社員の人数に適した宿泊先がなかなか見つからないこと、バス会社が確保できないこと、旅行の計画が予算に合わないことなどが考えられます。
そのほかにも、参加者に急きょキャンセルが発生し、キャンセル料が発生したことを説明すると、参加者とトラブルになってしまうこともあり得ます。
社員旅行における問題を未然に防ぐためには、発生しうる問題をできる限り予測し、事前に対策を打っておくことが大切です。
それでも、思いもよらない問題が起きてしまうこともあり得るので、幹事としての作業は時間に余裕を持って進めて、気持ちに余裕を持つことを心がけましょう。
参加者としては、社員旅行でどんなことが学べる?
社員旅行においては、特に幹事を経験すると多くのことを学べますが、参加者もまた、さまざまなことを学ぶことができます。
特に大切なことは、社会人としてのマナーを守った上で社員旅行に参加することです。例えば、集合時間はきちんと守ること、服装は派手すぎない服装で、落ち着いた雰囲気の服装とすることなどがあります。
そのほか、普段なかなか顔を合わせることのない他部署の人たちと、積極的にコミュニケーションを取ることも大切です。社員旅行に出かけると、開放的な気分になりやすいので、コミュニケーションを取りやすいのではないでしょうか。
社員旅行は、普段なかなかできない経験ということもあり、多くのことを学べる良い機会となります。特に、幹事を任されると大変に感じるかもしれませんが、その分得られることは多いので、社員旅行を通して経験したことを、普段の業務に活かしていきましょう。
(画像は写真ACより)